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Hetal1ty Blog Magazine

 
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チャリンコ日本縦断旅行 後編

チャリンコ日本縦断旅行 前編の続き。
四国には合計12日間滞在。最後の日が4月20日だった。
四国を時計回りにほぼ一周し、愛媛県八幡浜町からフェリーで大分県別府市へ。
この頃にはもう身体も精神も自転車ツーリストで「どこでも自転車で行ける!」という感じでした。

そういえば前編で食事・風呂・洗濯・野営場所について詳しく書いてませんでしたが、
食事は朝はコンビニ弁当やパン、昼・夕はファミレス・個人飲食店(ラーメン好きなのでラーメン多め)・道の駅などを利用。
道の駅は地産地消のところが多く、その土地土地の美味しいものが食べられて良かったです。
風呂(シャワーだけも含む)は3日に1回入れれば良い方で、店や施設が見つからなくて最長10日間入れなかったこともありました。
洗濯も風呂と同じぐらいの頻度。常に汗まみれです。着替えをローテーションしてなんとかやり過ごしました。
10日ぶりの風呂は当然異常に気持ちいいのですが、10日ぶりに洗濯した服を着る瞬間は更に気持ちいい。
洗濯し乾燥したてのサラサラ&ふわふわの服が肌へ敏感に触れる感触は日々の快適な日常生活に慣れすぎた人には絶対に味わえない快感です。必死で働いた後の酒のようなもの。
野営場所は堤防が主で、他には空き地・公園・キャンプ場・無人の神社、変わったところではコンテナ埠頭・潰れたモーテル跡地・廃病院の玄関前(これが一番怖かった)なんかもありました。
小雨ぐらいなら気にせず走っていましたが、本格的な雨だと野営場所で動けずじまいです。
そういう時は出来るだけ屋根のある場所でテントを貼るのですが、どうしても屋根のない場所しかなく雨で2日間動けず、テントの中をぽたぽたと雨漏りするのを過ごしたこともありました。


大分県の風連鍾乳洞
洞窟全長500mもあり日本一美しいと言われる鍾乳洞。
ここまでスケールの大きい鍾乳洞は初めてだったので圧倒された。
洞窟内はライティングされており写真で見るよりもずっと綺麗。
 


九州のどこかで出会った1才ぐらいの野良犬。
長距離トラックが集まるドライブインのようなところにいた。
ドライバーからエサをもらっているらしくこいつも人懐こくて、自転車で去ろうとしたら「くぅーん、くぅーん」と鳴きながらどこまでも走って追いかけてくる愛くるしさ。
涙を浮かべ別れを告げる。

九州も四国と同じく時計回りに大体1周。海沿いだけでなく内陸の道路も走行。
4月下旬~5月上旬だったけど暑い!
日中はよく上半身裸で走っていました。
このあたりから荷物の重さのせいでリアの車軸がブレてスポークが徐々に折れだす「スポークぽっきん病」が発症。
リアタイヤの抵抗が増加し必要以上に体力を消耗する。
旅中に何度かスポーク修理でその都度自転車屋に寄るがしばらくすると再発。
最終的には静岡県でスポークをアルミからスチールに総入れ替えすることで完全に直った。
そこの自転車屋の話で「今アフリカへ自転車旅行しに行っている常連さんがいる」と聞き、スケールの違いを感じさせられた。

九州の福岡県あたりである決断をする。
日本一周 → 日本縦断 に変更。
桃太郎電鉄なみに福岡県博多港から北海道室蘭市にフェリー(2泊3日)でワープ。
九州の滞在日数は16日間。
ちなみにフェリー代は自転車込みで21970円。食費は別。


5月9日に北海道へ到着。時折小雨がぱらつき風が強くて寒い。
室蘭市を少し観光してみようと景勝地が多い北海道の中でも特に有名な地球岬を訪れる。
海を眺めると地平線がなだらかに丸いのがわかる。
少し進んでみると険しい崖があったので撮影。ここは日本なのか・・・?

雨の影響もあり気温は一桁。
ありったけの服を着込んで線路近くの屋根のある場所で野営。
次の日も雨。寒風吹きすさぶテントの中で北海道の観光案内本を見ながら「北海道だけ電車で移動するのも有りかなぁ」と思い出す。
その翌日も小雨が降っていたので北海道は電車で移動することに決意。
自転車を人目につかない場所に隠し、最低限の必要品だけ持ってJR室蘭駅に向かうと5月なのにごく普通にストーブが焚かれていた。
「北海道フリーきっぷ」という7日間乗り放題(特急も含む)の切符を購入。23750円。
まずは札幌市に向かう。


日本三大がっかり名所の一つ「時計台」。
がっかりするのは事前に聞いていたので「ふ~ん」で終了。
札幌ではフェリー代や電車代で財布の紐が緩んだ勢いで、蟹・ウニ・いくらなど海の幸を食べまくる。「んまい」
この日より北海道ではビジネスホテル宿泊が5日間続く。ベッドで寝られる幸せ。


夜景が美しいことで有名な函館山
確かに綺麗な夜景だったけど、日本一とも言われる兵庫県の六甲山系にある摩耶山の夜景を知っているのでそれほど感激はしなかった。
それよりも五稜郭近くにあった”あじさい”というラーメン屋の塩ラーメンの美味しさに感激した。500円という良心的な値段も良かった。


網走市のオホーツク水族館。残念ながら2002年8月に閉館されたとの事。クリオネなんかもいたんだけども。
この他、網走周辺ではノロッコ列車で釧路湿原、網走監獄を観光。
網走監獄の妙にリアルな人形を見て子供があちこちで泣き叫んでいたのが印象的。怖いよねあれ。

札幌に戻ってみるとそれほど寒くなかったので札幌駅近くで野宿をしてみたところ、やっぱり寒くてとても後悔した。
室蘭に帰ってきて自転車があるかどうか心配だったが無事だった。
北海道での滞在は9日間。
室蘭市からフェリーで青森県青森市に。
個人がやっているコンビニのお弁当を買ったら米が旨すぎて驚いた。さすが東北地元の米は違うと思った。
ここからは特に観光もせずひたすら国道4号線を南下。
関東地方は栃木県宇都宮市から神奈川県横浜市までを1日で走破するハイペースぶり。
東京では皇居周辺を少し散策した程度。
東京日本橋からの国道1号線を西に進む。


横浜では中華街、ランドマークタワー、山下公園を観光。
日本には横浜・神戸・長崎に中華街があるが一番印象深いのは長崎。
修学旅行の時、タクシードライバーに紹介された店で食べたラーメンが生涯最高の旨さだった。
神戸はわりと近場に住んでいたので何度も行ったが、某店では昼下がりに入ったせいか店員たちが自分たちの隣のテーブルでまかない料理を食べ出したのを見て驚いた事がある。
横浜は日曜日だったけどそれほど観光客はおらずあまり活気がないように感じられた。500円のでっかい豚まんを食す。
ランドマークタワー周辺は何故か右翼な方々が大集合で、街宣車が100台近くは来ていたかと思う。

自転車ツーリストにとって日本最大の難所と言われる箱根峠。距離が長く標高800mまで上がらされる。
旅に出ていきなり箱根峠だと諦めていたかもしれないが、ここまで2ヶ月近くほぼ毎日長距離を走ってきた身体にはそれほど辛くは感じなかった。むしろ景色がいいので爽快だった。


名古屋城の加藤清正像の前にて。
ボトルケージのボトルが白色から赤色に代わっているのはカビが繁殖して使い物にならなくなった為。
アルミ製のスタンドは荷物の重さに耐えきれずぽっきり折れ、フロントバッグもステーが折れたりとあちこちにガタが出始める。
ちなみに飲み物はリアのサイドバックにアクエリアス2リッターペットボトルを常時入れていました。ほぼ毎日1本+α飲んでいました。

三重県で紀伊半島をぐるりと回っていくか悩むがそのまま国道1号線を通って大阪に出る事にする。
今となっては紀伊半島は回っておいた方がいい経験だったと少し後悔している。


大阪府枚方市にて最後の野営。
枚方市には半年近く住んでいたことがあるので懐かしい気分になる。
ここまで来るとテント設営にかかる時間は1~2分。慣れたものだ。芝生の上でのテントが一番気持ちいい。
最終日は枚方市から和歌山にある自宅までの約90kmの距離を約4時間で走破し帰宅。
下道にて車で急いでも4時間以上かかるという道のりなのに・・・、自分でも驚く。

自宅に着いたのは6月2日。約2ヶ月をかけた旅でした。
出発前は標準的な体型だったのが帰ってきた時には筋骨隆々のヤセマッチョな身体になっていました。
少し多めの観光、その土地土地の美味しいものを飲食、MTBの修理代、フェリー代、北海道のぷち豪遊、などで使った旅費はトータルで約30万円。
総走行距離は4080km。
パンクは通算5~6回はしたと思います。その都度自分で修理していました。
初めは不器用で直すのに時間がかかっていたのが旅の最後の方になると5~10分程度で修理できました。
意外と自転車で長距離旅行を楽しんでいる人は多く、この旅で30人ぐらいはそれっぽい装備の人達を見かけました。
お互いに気付けば手を軽くあげて合図。

一見すると大変そうですが、辛いのは最初の1週間~10日間ぐらいで身体が慣れてしまえば後は楽しいことばかり。
日本中どこでもわりと近くにコンビニがあるのでお金さえあれば餓死することもありません。
少しばかりのやる気、それなりの暇、お金が少々あれば出来ます。
日本一周や日本縦断もいいけど、予算や日数に合わせて四国一周や九州一周など自分の好きなエリアで区切ってもありです。
条件がなんとかなりそうな人は自転車旅行をちょっと考えてみてはどうでしょうか?


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